農地法の適用外（非農地）証明とは│手続きの流れと必要書類を解説

農地法の適用外証明の手続きでお困りですか？本記事では、初めての方でも安心して手続きができるよう、適用外証明の基礎知識から申請手順、必要書類まで、分かりやすく解説いたします。

岩手県における農地法の適用外証明とは

適用外証明とは、現在の状態が農地ではない土地について、その土地の所有者や関係者からの申請に対し、農業委員会が行う「農地法の適用を受けない土地である」旨の証明をいいます。

農業委員会が証明できる範囲は、登記地目が、「田」や「畑」で、現在の状況が農地や採草放牧地以外の用途になっている土地のうち、農地法の適用を受けないことが明らかなもので、次に掲げるものです。

採草放牧地とは、農地以外の土地で、草の採取や家畜を放牧する目的で利用される土地のことをいいます。

土地が所在する市町村の農業委員会に事前相談を行います。相談時には、土地の登記事項証明書、現況写真などの資料を持参してください。

また、申請手数料の金額と受付期間についても確認するようにしてください。

STEP

案件によって必要書類は多少異なりますが、基本的な書類は次のとおりです。

STEP

準備した書類を、農業委員会に提出し、不備がないか確認を受けます。受付期間は毎月1日～10日頃に設定されている農業委員会が多いです。

STEP

申請した月の月末頃に開催される農業委員会総会で審議され、要件を満たしていれば証明書が交付されます。
証明できない場合には、その旨の通知書が交付されます。

STEP

証明書を取得後、法務局で地目変更登記を行ってください。地目変更登記は「土地家屋調査士」に手続きを代理してもらうことができます。

STEP

農地法の適用外証明は、事前相談をしっかり行うことで、必要書類や手続きの流れを把握し、スムーズに進めることができます。

不明点や手続きでお困りの際は、当事務所にお気軽にお問い合わせください。